ムラーノ(イタリア)、17世紀初頭。ヨーロッパにおいて芸術と娯楽の中心地となったヴェネチアから1km足らずの場所で、あるガラス職人が、溶けたガラスの中に誤って金属片を落としてしまいます。しかし、これが不幸中の幸いとなり、このラグーンの街において、崇高な美をまとう世界で無二の輝きに包まれたアベンチュリンガラスが誕生します。
今でもなお、アベンチュリンは芸術家にとって最も魅惑的な素材の1つに数えられています。そのきらめきを放つ独特のブルーと無限の輝きに魅せられたジャケ・ドローは、2015年に新しい種類のアベンチュリンガラス「サンストーン」を発表して、この石の美を追求します。淡いレッドの神秘的な色合いのなかで金片がきらめく、唯一無二の輝きをまとう《太陽石》は、天体であると同時に古代の賢人から神と崇められた、太陽が放つ力強い輝きを彷彿とさせます。
サンストーンは、その中枢に太陽の神秘的な魅力を宿して、ヴェネチア黄金世紀を代表する洗練美を漂わせています。魅惑的かつ驚異的なサンストーンは、ジャケ・ドロー独自の並外れた技術で加工が施される、ジャスパー、ラピスラズリ、メテオライトなどのミネラルダイアルにおける、ブランドの長く貴重な歴史のなかで初めて採用されました。もちろんダイアル職人は、この新しい素材を祝するためにシンボル的なモデルをセレクトしました。こうして選ばれたグラン・セコンド サークル(Grande Seconde Circled)では、サンストーンが、2つのダイアルを組み合わせた「8」を彩り、同じく選ばれたプティ・ウール ミニット 35mm(Petite Heure Minute 35 mm)に、これまでにない斬新な色調をもたらせています。また一方で、魅力的なフェミニティを漂わせ、かつてない感動を呼び覚ますジュエリーモデル「レディ8(LADY 8)」のダイアルは、金片によって艶やかなきらめきを放出しています。
ジャケ・ドローは、サンストーンおよび、それを採用した3つの新作モデルを発表して、革新だけに留まらず、美や独創性、またその金粉によって具現化した無限の夢を旗印に新年のスタートを切ります。情熱的で独特な淡いレッドは、手首において、旅への欲求を絶えずかきたてる、星をちりばめた見事な銀河へと変貌を遂げます。
今も熱気が漂うステージ、ドラムセット、ギター、ハーモニカ:《It’s only rock’n’roll『イッツ・オンリー・ロックン・ロール』》! ジャケ・ドローは今日、ローリング・ストーンズの世界観に動きを交えて再現した初の23種類のユニークピースを披露します。プラチナアルバムのレプリカの上に配置されたレコード針(パワーリザーブ)の横では、彼らのアイコニックな楽器を超微細の彫金と細密画で復元しています。外側のディスクは、ユニークピースを手にしたコレクター自らが選ぶアルバムで装飾が施され、最大8回連続で30秒間回転します。9時位置に配された不変の舌は左右と上下にリズミカルに動きます。《 And I like it 》!
ジャケ・ドローとジョン・ハウは3年の歳月を費やし、感情、驚き、ファンタジーに特化した芸術的な時計を開発しました。ゴールドと希少な天然石で覆われたドラゴンは記録的な9つの異なる動きを備えています。43mmのケースに収納されたこのモデルはすべて手作業で製作され、お客様がほぼ無限にパーソナライズを施すことができます。ジャケ・ドローのアトリエ内のスタジオによって、フィジタル エクスペリエンスの体験が可能になり、ご自身のタイムピースの誕生にリアルタイムで立ち会うことができるようになります。シリーズとしての発表はされず、全てが世界限定1本の受注生産となります。
ジャケ・ドローとデザイナーのシャーリー・チャンは、中国のオークションハウス「上海嘉禾(Shanghai Jia He)」にて行われた最初のウインターオークションで、共同開発によるミニッツリピーターを搭載したタイムピースとそのNFTを披露しました。ジャケ・ドローおよび「上海嘉禾(Shanghai Jia He)」における初の試みです。