ヨーロッパにおいて、啓蒙思想の時代は、偉大な啓蒙思想家と、ピエール-ジャケ・ドローを中心とする比類なき技術革新の時代であると同時に、西欧が中国を見出した時代でもあります。腕時計や芸術作品、また驚異的なオートマタ(人造人間)で名声を馳せたブランドの創業者は、この西欧と中国の橋渡しの役割を担っていました。彼は、西欧で時計職人として初めて紫禁城に、自らが製作した腕時計や嗅ぎタバコ入れ、傑出したシンギングバードを披露して乾隆帝(1711年-1799年)を魅了しました。今日もなお、彼の作品の一部は故宮博物館(紫禁城)に大切に保管されており、1779年から続く、中国とジャケ・ドローの長年に及ぶ関係を物語っています。
2013年、ジャケ・ドローは中国に最初のブティックをオープンしました。マーク A. ハイエック氏(ジャケ・ドロー社長兼スウォッチ グループの取締役会メンバー)を迎えて、上海の中心地である新天地地区でオープニングセレモニーが行われたこのブティックは、建築的な構造、真のラグジュアリー、数世紀の歴史が刻まれた比類なき専門技術など、ブランドの特徴的な要素を見事に反映していました。
今日、ジャケ・ドローはこの特別な場所に新たな解釈を加えてさらなる飛躍を遂げます。自らの歴史を忠実に継承するブランドは、ジャケ・ドロー独自のあらゆる要素を保持しながら、中国の主要都市のなかで最もクリエーティブかつオーセンティックな地区に位置するこのブティックの床面積を倍に拡大しました。
今後ジャケ・ドローブティックは、最高の環境のなかで、ブランドの最高級タイムピースを披露します。そのうちの1つで、現代における真の傑作であるバード・リピーター デイ&ナイト(Bird Repeater Day and Night)は、羊年を祝するために、ジャケ・ドローの伝統技術を受け継ぐアトリエの時計職人たちによって開発され店内に陳列されています。新しいプライベートサロンは、こうしたタイムピースを快適に見学できるだけでなく、ジャケ・ドローの新作モデルも堪能することができます。また、過去の魅力、現在の喜び、未来における共通の美的センスを宿す、古の歴史との関係を紡ぎ続けます。
今も熱気が漂うステージ、ドラムセット、ギター、ハーモニカ:《It’s only rock’n’roll『イッツ・オンリー・ロックン・ロール』》! ジャケ・ドローは今日、ローリング・ストーンズの世界観に動きを交えて再現した初の23種類のユニークピースを披露します。プラチナアルバムのレプリカの上に配置されたレコード針(パワーリザーブ)の横では、彼らのアイコニックな楽器を超微細の彫金と細密画で復元しています。外側のディスクは、ユニークピースを手にしたコレクター自らが選ぶアルバムで装飾が施され、最大8回連続で30秒間回転します。9時位置に配された不変の舌は左右と上下にリズミカルに動きます。《 And I like it 》!
ジャケ・ドローとジョン・ハウは3年の歳月を費やし、感情、驚き、ファンタジーに特化した芸術的な時計を開発しました。ゴールドと希少な天然石で覆われたドラゴンは記録的な9つの異なる動きを備えています。43mmのケースに収納されたこのモデルはすべて手作業で製作され、お客様がほぼ無限にパーソナライズを施すことができます。ジャケ・ドローのアトリエ内のスタジオによって、フィジタル エクスペリエンスの体験が可能になり、ご自身のタイムピースの誕生にリアルタイムで立ち会うことができるようになります。シリーズとしての発表はされず、全てが世界限定1本の受注生産となります。
ジャケ・ドローとデザイナーのシャーリー・チャンは、中国のオークションハウス「上海嘉禾(Shanghai Jia He)」にて行われた最初のウインターオークションで、共同開発によるミニッツリピーターを搭載したタイムピースとそのNFTを披露しました。ジャケ・ドローおよび「上海嘉禾(Shanghai Jia He)」における初の試みです。