紺碧の空の色とゴールドが調和し、この上なく繊細なデザインが描かれた、極めて難易度の高いパイヨン装飾は、18世紀以降、ジャケ・ドローの職人が常に得意としてきた装飾技術のひとつです。現在でも、職人たちは驚くほどの綿密さで、時に1000度に近い高温で何度も焼成を繰り返す“高温焼成”エナメル技法に従って、ダイアルを製造しています。経験豊かな職人の目だけが、色合いが完全に均一になるタイミングや、外科医並みの手先の器用さでゴールドのパイヨン(金片)を配置して描いたモチーフが、半透明のエナメルの下で固まるタイミングを見抜くことができます。
今回、数世紀も前から受け継がれてきたパイヨン装飾への敬意を表し、プティ・ウール ミニット 39 mm(Petite Heure Minute 39 mm)、ポケット ウォッチ50 mm(Pocket Watch 50 mm)、そしてグラン・セコンド 43 mm(Grande Seconde 43 mm)の3つの新作モデルが発表されます。新たに考案されたモチーフがひとつひとつのタイムピースを飾り、より一層膨らみを帯びたシルエットがジャケ・ドローが愛した花の世界観を想起させます。ブルースティール製の針がダイアルの鮮やかな青色と共鳴する一方、レッドゴールドのケースの輝きが、ブラックまたはブルーアリゲーターストラップの上でエナメルのきらびやかな輝きを反射します。
それぞれ世界限定8本で販売となるこの3モデルが誇示するのは、ジャケ・ドローの伝統技術を受け継ぐアトリエのノウハウだけではありません。人の手によって生み出された美しさは時代を超越できるのだということを新たに証明します。
今も熱気が漂うステージ、ドラムセット、ギター、ハーモニカ:《It’s only rock’n’roll『イッツ・オンリー・ロックン・ロール』》! ジャケ・ドローは今日、ローリング・ストーンズの世界観に動きを交えて再現した初の23種類のユニークピースを披露します。プラチナアルバムのレプリカの上に配置されたレコード針(パワーリザーブ)の横では、彼らのアイコニックな楽器を超微細の彫金と細密画で復元しています。外側のディスクは、ユニークピースを手にしたコレクター自らが選ぶアルバムで装飾が施され、最大8回連続で30秒間回転します。9時位置に配された不変の舌は左右と上下にリズミカルに動きます。《 And I like it 》!
ジャケ・ドローとジョン・ハウは3年の歳月を費やし、感情、驚き、ファンタジーに特化した芸術的な時計を開発しました。ゴールドと希少な天然石で覆われたドラゴンは記録的な9つの異なる動きを備えています。43mmのケースに収納されたこのモデルはすべて手作業で製作され、お客様がほぼ無限にパーソナライズを施すことができます。ジャケ・ドローのアトリエ内のスタジオによって、フィジタル エクスペリエンスの体験が可能になり、ご自身のタイムピースの誕生にリアルタイムで立ち会うことができるようになります。シリーズとしての発表はされず、全てが世界限定1本の受注生産となります。
ジャケ・ドローとデザイナーのシャーリー・チャンは、中国のオークションハウス「上海嘉禾(Shanghai Jia He)」にて行われた最初のウインターオークションで、共同開発によるミニッツリピーターを搭載したタイムピースとそのNFTを披露しました。ジャケ・ドローおよび「上海嘉禾(Shanghai Jia He)」における初の試みです。