鳥、とりわけスイスのジュラ山脈に生息するアオガラの美しさは、絶えずピエール- ジャケ・ドローの心を魅了していました。ラ・ショー・ド・フォンの時計職人であった彼は、こうした魅力的な鳥たちや、その澄んだ囀りに敬意を表し、当時の最先端技術を駆使し、美しい羽、鮮やかな色彩、魅惑的な奥深い眼差しを再現していました。
3世紀以上も前から、工芸技術はジャケ・ドローの神秘的な創意の中枢を担っており、単なる表層的な意思を越えた、ブランドのエスプリそのものを映し出しています。伝統技術を受け継ぐジャケ・ドローのアトリエの職人たちは、これまで以上にこうした特色を生かし、新たに専門技術を結集して、色彩とレリーフで鳥の神秘にオマージュを捧げるプティ・ウール ミニット レリーフ シーズン(Petite Heure Minute Relief Seasons)を開発しました。ダイアルの両側で優雅な姿を見せる2羽のアオガラが羽を広げています。この2羽はたった今降り立ったのでしょうか? それともこれから飛び立とうとしているのでしょうか?このシーンに宿るあらゆる神秘は、手作業による装飾を施したマザー オブ パールのダイアルや鳥の彫金細工、また鳥やダイアル上の絵画といった、丹念な職人技によって生み出されています。羽の曲線から体の立体感、また喉の輪郭から羽の黄色と青の絶妙な色の組み合わせに至るまで、入念な作業が施されたこのモデルは、ブランドの職人の技術から誕生した実物を思わせるミニチュア絵画であり、本格的かつ立体的な絵画として、自然の美と魅惑的な鳥の奔放さに敬意を表しています。特別に設計されたドーム型サファイアクリスタルのカーブが、このシーンの視覚的錯覚をさらに強めています。手首に視線をやると、まるで動き出しそうなほど完全に再現された鳥細工が、時間の流れの中で読み取れることを想起させています。
マザー オブ パールとゴールドを背景に、卓越した様々な才能を融合させたこのモデルは、暖色が際立つレッドゴールドのオータムバージョンと、ダイヤモンドが施され、寒色に包まれたホワイトゴールドのウインターバージョンの2つが用意されており、どちらも世界限定88本となっています。ブランドの愛好家のために、この華麗なタイムピースを締めくくる、スプリング&サマーバージョンもご用意する予定です。
今も熱気が漂うステージ、ドラムセット、ギター、ハーモニカ:《It’s only rock’n’roll『イッツ・オンリー・ロックン・ロール』》! ジャケ・ドローは今日、ローリング・ストーンズの世界観に動きを交えて再現した初の23種類のユニークピースを披露します。プラチナアルバムのレプリカの上に配置されたレコード針(パワーリザーブ)の横では、彼らのアイコニックな楽器を超微細の彫金と細密画で復元しています。外側のディスクは、ユニークピースを手にしたコレクター自らが選ぶアルバムで装飾が施され、最大8回連続で30秒間回転します。9時位置に配された不変の舌は左右と上下にリズミカルに動きます。《 And I like it 》!
ジャケ・ドローとジョン・ハウは3年の歳月を費やし、感情、驚き、ファンタジーに特化した芸術的な時計を開発しました。ゴールドと希少な天然石で覆われたドラゴンは記録的な9つの異なる動きを備えています。43mmのケースに収納されたこのモデルはすべて手作業で製作され、お客様がほぼ無限にパーソナライズを施すことができます。ジャケ・ドローのアトリエ内のスタジオによって、フィジタル エクスペリエンスの体験が可能になり、ご自身のタイムピースの誕生にリアルタイムで立ち会うことができるようになります。シリーズとしての発表はされず、全てが世界限定1本の受注生産となります。
ジャケ・ドローとデザイナーのシャーリー・チャンは、中国のオークションハウス「上海嘉禾(Shanghai Jia He)」にて行われた最初のウインターオークションで、共同開発によるミニッツリピーターを搭載したタイムピースとそのNFTを披露しました。ジャケ・ドローおよび「上海嘉禾(Shanghai Jia He)」における初の試みです。