ロシアの歴史名所ペトロフスキー・パッサージュで、 ジャケ・ドロー創業280年特別展を開催 | Jaquet Droz
22 10 月 2018

ロシアの歴史名所ペトロフスキー・パッサージュで、 ジャケ・ドロー創業280年特別展を開催

  • JAQUET DROZ CELEBRATES ITS 280 YEAR ANNIVERSARY IN RUSSIA’S HISTORIC PETROVSKY PASSAGE
  • Jaquet Droz, The Story Of The Unique, Collection Swowcase
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10月18日、ペトロフスキー・パッサージュ主催のガラの夕べは、280周年を迎えたスイスのラグジュアリーウォッチブランド、ジャケ・ドローに捧げられました。幻想的な庭園を背景に、アニバーサリー・コレクションとしてオート・オルロジュリーのマスターピースが紹介されました。

「Some watches tell time, some tell a story」をモットーに掲げるジャケ・ドロー。ガラの招待客は、ピエール-ジャケ・ドローが魅惑的なオートマタや時計づくりに従事し始めた1738年から紡がれてきたストーリーに触れました。280年後の現在に至っても途切れることのないジャケ・ドローの物語。会場に集まった時計愛好家やコレクターが見守る中、スイス伝統のウォッチブランドとして受け継がれてきた美学の真髄とメカニカル・クラフツマンシップに深く根付いた新作マスターピースとして、フィリグリーを施したオート・オルロジュリーが登場しました。

Jaquet Droz, The Story the Of Unique, Moscow, Bird Cage Showcase

ジャケ・ドロー創業特別展のワールドツアーの一環として、特別モデルを公開するモスクワ・プレミアトは、VTBプライベート・バンキングと10年前にオープンしたロシアの旗艦店が位置するペトロフスキー・パッサージュにある‘スブリーム’バイ・ボスコの協賛で開催されました。ジャケ・ドローCEOクリスチャン・ラトマンとボスコ・ディ・チリエージ・グループ会長ミハイル・クスニロビッチが、双方の創業記念を祝うために会場を訪れたヤン・ヤノフスキー、ヴィクトリア・シェリヤコワ、コンスタンチン&オルガ・アンドリコプロス夫妻、アンナ・マカロワなどモスクワ社交界の面々をお出迎えしました。

10月26日まで開催されている「Story of the Unique」展では、開かれた巨大な本を模した什器に陳列された時計を、時計愛好家やコレクターが眺められる仕組み。機械式時計製造の粋を極めたデザイン、素材、クラフツマンシップを組み合わせた類まれなクリエーションを通じて、ジャケ・ドローの魅力的な世界と「時の魔法」を体験することができます。

Jaquet Droz, The Story the Of Unique, Moscow, Engraving Artist

ガラパーティでは、ラ・ショー・ド・フォンのマニュファクチュールから来露した、マスター・エングレーバーによるデモンストレーションを披露。セッションではデリケートなパウンス装飾のエングレービング技術にフォーカスし、文字盤にレリーフ効果を出すために素材を削ぎ落す職人技を見学しました。

ガラパーティで招待客を待ち受けていたのは、美学とグルメ、そして文化のフュージョン。熱帯雨林の中で提供されたディナーに舌鼓を打ち、マルチ奏者のマルセル・ミフタコフが奏でるピアノ演奏に酔いしれました。

Jaquet Droz, The Story the Of Unique, Moscow, Guests Dinner

ガラパーティがクライマックスを迎えたのは、ボールルームの隠し扉が開かれ、招待客たちが扉の向こうに広がる魔法の庭園に足を踏み入れた瞬間でした。こうした仕掛けは、創業者が動物をモチーフに採用し、ジャケ・ドローならではの特徴的なアイコンに仕上げてきた歴史と哲学へのオマージュです。生い茂る熱帯植物と機械仕掛けの鳥の囀りに包まれた招待客たちは、280周年記念の限定モデルとしてリリースされたオート・オルロジュリーのマスターピースとの出会いを楽しみました。展示会の目玉として紹介されたのは、メカニズムに魂を吹き込む天才として名を馳せたピエール - ジャケ・ドローのクリエーションの流れを汲む新作オートマタ。です。新作の他、コレクションの代表的モデルも展示されました。

Jaquet Droz, The Story the Of Unique, Moscow, Collection Swowcase

チャーミング・バード(The Charming Bird)は、ジャケ・ドローにとって深い意味を持つ「8」を詩的に再解釈したもの。8の上部に時計の文字盤、下の部位に職人技の結晶ともいえる囀る鳥のオートマタを配置しました。この時計は2つの特許を取得した唯一無二のメカニズムを搭載し、精緻な装飾もふんだんに施されています。

芸術作品として取り上げられることの多いピエール-ジャケ・ドローの伝説のオートマタ、ラヴィング・バタフライ・オートマタ (Loving Butterfly Automaton)は、蝶に引かれたチャリオットに乗る天使がモチーフ。3年の開発期間を経て誕生した独自のメカニズムによって、文字盤上にミニアチュール装飾で描き出された寓話の愛の物語が現代に蘇りました。

ふたつの円が重なり合ったレディ 8 フラワー(Lady 8 Flower)は、調和、完璧、永遠性のシンボルであり、ジャケ・ドローの歴史を語る上で欠かすことのできない数字の8を描き出します。神秘的な蕾や満開の花に姿を変えるオートマタの花。ポエティックな自然美の情景を映し出しているだけではありません。プッシュボタンを押すことでハスの花が開き、中心軸に配置されたブリオレットカットのダイヤモンドが回転する驚きの仕掛けが施されているのです。

“Some watches tell time, some tell a story”