このようにジャケ・ドローは、伝統技術を受け継ぐアトリエのコレクションに、忠誠、創意、奔放のシンボルである馬を迎え入れることで、毎年の伝統を継承し続けています。
独創的な3つのモデルは、エングレービング、ペインティング、“高温焼成”エナメルの高度な技術を駆使するジャケ・ドローの熟練職人に宿る、唯一無二の専門技術により生み出されました。プティ・ウール ミニット 39mm (PETITE HEURE MINUTE 39mm)のアイボリーエナメルの文字盤上に、世界一美しい馬とされるアングロアラブの2頭が、精緻な出来栄えで描かれています。全速力で駆け抜ける馬達は、プティ・ウール ミニット 43mm(PETITE HEURE MINUTE 43mm)の文字盤上に刻まれた、マスタング種の馬を捕らえようとしているかのようです。
レッドゴールドで加工されたローレリーフのマスタングの馬体は、飼い慣らすことが難しいアメリカ北西部に生息する野生馬をモデルにデザインされており、まさにブラックエナメルから浮かび出てくる印象を与えています。また、ジャケ・ドローが初めて採用したシャンルベ技法により、ブラックカラーの“高温焼成”エナメルを背景とした、たてがみと尻尾の動きにアクセントが加えられています。これらのモデルはそれぞれ、ホワイトゴールドローター上に馬の頭部も再現されています。プティ・ウール ミニット 41mm(PETITE HEURE MINUTE 41mm)の文字盤には、マザー オブ パールの文字盤上に手作業で彩色を施した中国の万里の長城の彫刻を背景に、後ろ足で立つ馬が表現されています。堂々として力強く、そしてエレガントなこの戦闘馬は、18Kレッドゴールドで加工されており、ジャケ・ドローのシンボルである2つの星があしらわれた22Kレッドゴールドローターに手作業で彫られた、万里の長城を文字通り守護しています。
独創的なエスプリを重んじるジャケ・ドローは、ブラックまたはブラウンアリゲーターストラップを取り付けたレッドゴールド製ケースを備えた、各世界限定88本の3つの新作モデルを発表します。そのどれもが、究極の一瞬一瞬で、新年のあらゆる時を刻みます…
この最新モデルは、マッターホルンの険しい斜面から採掘された岩石を文字盤に採用しています。
「The Hong Kong Jockey Club Series : Treasures of Time(時の至宝)」と題された特別展が、2019年4月10日まで香港科学館(Hong Kong Science Museum)で開催され、故宮博物館(紫禁城)のプライベートコレクションからジャケ・ドローの置時計とオートマタが公開されます。同博物館に所蔵されている作品は外部に持ち出されることは稀で、極めて重要な作品を目にする貴重な機会となります。
2019年は十二支の最後(12番目)を飾る「亥」年に当たります。ジャケ・ドローは装飾工芸技術を駆使した4種のタイムピースで「猪(豚)」にスポットライトを当てます。