26 8 月 2016

チャーミング・バード(THE CHARMING BIRD)- 芸術の頂点に君臨する自然

  • THE CHARMING BIRD - THE ART OF NATURE AT ITS PEAK
  • Jaquet Droz, The Charming Bird, J031533200, Front Back
  • Jaquet Droz, The Charming Bird, J031534200, Front Back
  • Jaquet Droz, The Charming Bird, Bird Mount
  • Jaquet Droz, The Charming Bird, Mount

ジャケ・ドローの世界における重要な普遍的シンボル、「シンギングバード」を搭載した2つの新作「チャーミング・バード」は、巧妙なメカニズムと極めて現代的なポエジーを融合しています。

Jaquet Droz, J031534200 and J031533200, The Charming Bird, Front

啓蒙思想の時代、農業と時計職人を兼業する家庭に生まれたピエール-ジャケ・ドロー(1721年-1790年)は、18世紀の科学者、芸術家、啓蒙思想家に深い影響を与えた自然主義運動を包括的に捉えていました。植物界と動物界の美に敏感であった彼は、懐中時計にシンギングバードを搭載した初の時計職人として、この巧妙な複雑機構で嗅ぎタバコ入れを始めとする芸術品を彩り、マドリードから北京に至るまで世界中の人々を魅了します。この精神を宿すブランドは、『バード・リピーター(THE BIRD REPEATER)』および、ジュネーブ・ウォッチ・グランプリ 2015 で「メカニカル エクセプション」部門賞を受賞した『チャーミング・バード(THE CHARMING BIRD)』を近年発表しました。この2つの傑出したモデルは、アトリエ・オブ・アート(Les Ateliers d’Art)の粋を結集した小型のオートマタを搭載しています。

Jaquet Droz, J031533200, The Charming Bird, Close-Up, Workshop Engraving

ブランドの職人は、文字盤上部に時分表示、下部にサファイアクリスタルで覆われた小型のシンギングバードを配置して、グラン・セコンド(GRANDE SECONDE)のシンボル的な文字盤とジャケ・ドローが大切にする数字の「8」に新たな解釈を加えました。今日、ジャケ・ドローは新作の『チャーミング・バード(THE CHARMING BIRD)』で新たな偉業を打ち立てています。採用された文字盤には、陶酔を誘う洗練された装飾の繊細なマザー オブ パールが施されています。

技術的チャレンジ – 2つの異なる機構がスイスで特許を取得した『チャーミング・バード(THE CHARMING BIRD)』の作動を司っています。このタイムピースには、数年に及ぶ研究開発期間を費やして、2つの重大な技術革新をもたらせています。アオガラのさえずりは、振動ではなく、3本の微細なサファイアクリスタル製シリンダーを設置して圧縮空気で再現しています。1本目のシリンダーで空気を取り込み、次に2本目のシリンダーで空気を圧縮した後、3本目のシリンダーに押し込むことで、空気のボリュームとピストンの速度によって音色を調整します。メカニズムに関しては、非接触性マグネティック・ガバナーが作動するようになっており、他の金属製パーツの接触を防いで、時計内部の部品接触時に起こる雑音を抑えています。『チャーミング・バード(THE CHARMING BIRD)』の部品の小型化および機構の究極の複雑さ、またアトリエ・オブ・アート(Les Ateliers d’Art)のノウハウが生んだその洗練美は、比類なき領域に到達しています。

Jaquet Droz, J031533200, The Charming Bird, Close-Up, Mechanism

さらに、本格的なミニチュア彫刻作品のアオガラや、手作業による彫刻と彩色を施し、スイスの長閑(のどか)な景色を表現したマザー オブ パール ダイアル、ジャケ・ドローの歴史的モチーフ、手作業で全面に装飾を施したムーブメントもまた、他と一線を画しています。スイス切り絵の伝統的な技は、このデザインにインスピレーションを与え、エングレービングと細密画における優れたノウハウを結び付けて、芸術品と呼ぶに相応しいタイムピースの豪華なディテールを演出しています。 立体構造に漂う崇高なエレガンスは、直径47mmのレッドゴールドまたはホワイトゴー

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